トヨタがまた車が売れないと嘆いてる   

2009年 10月 22日



トヨタ自動車の幹部は「家庭用ゲーム機がいけない。あんなリアルな遊びがあったら、車なんか要らなくなっちゃう」と嘆いた。

これは的外れだと思う。ゲームのように車を走らせていた人は昔も少なかっただろうに。

ある金融関係者は「昔は卒業して就職すると、ローンを組んで車が買えた。今は派遣が多いからローンも組めない」と正論を吐く。

こっちは一理あるでしょう。でも、正社員でも「ローン組んで、高い維持費払ってまで車持とうとは思わない人」って多いですよね。お金を借りてくれる人がいなくて困っている銀行の立場でしか物を見ていないように思います。

売れない理由は大きく2つだと思います。

1.生き方の多様化
 昔は、「車を持つ」「結婚する」「一軒家を買う」のがステータスというか、一人前の社会人の証みたいな風潮があったけど、それが崩れています。
田舎で車がないと生活できないなら買う。都会暮らしだと高い維持費とローン払うほど「実用的な価値」はないから買わない。都市部で車を持っておくお金で、どれだけ電車やタクシーに乗れるか考えると、持っておくメリットはない。
「車を持ってると一人前っぽいから買う」から「必要かどうか考えて、買うか買わないか決める」に変わっている。

2.欲しくても買えない人も・・・
 その昔、ヘンリー・フォードは、「フォードの従業員が自社の車を買えるようにしたい」と、大量生産による自動車価格の引き下げと、従業員の賃金引き上げを行いました。フォードの工員の給料が上がり、車を買い、その他の消費も増える。他の産業も潤い、賃金が上がる。そのきっかけを作ったのです。ヘンリー・フォードは「中産階級の父」と呼ばれています。
 ところでトヨタさん、トヨタ社の車を組み立てている派遣社員さんにカローラ買えるだけの給料払ってますか?田舎の工場の寮に住んでいる彼らは自動車を交通手段として欲しいと思うのですが、買えるほどの給料を貰っていません。下請けの部品工場も相当いじめてますよね。下請け企業の従業員もカローラ買えないんじゃないでしょうか。トヨタは「ワーキングプアの父」ですね。

お客さんである「中産階級」を先頭に立って減らしておいて、「なんで車が売れないんだ?」って本気で思ってるんでしょうかね。
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by keta_m | 2009-10-22 12:14 | 政治・国際・社会

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