人気ブログランキング | 話題のタグを見る

成岡について思うこと   

2005年 07月 25日

湯浅健二さんのコラムで、ジュビロvsグランパスの感想がありました。

藤田俊哉のプレーについて絶賛した後、こんな文がありました。長いけど、引用します。

そんなお手本がいるにもかかわらず、グランパスの本田圭佑(19歳)という特別な才能に恵まれた若者は、相変わらずノホホンと怠惰なプレー姿勢でした。どういう神経をしているのだろうか・・。前半にはこんなシーンもありました。彼のサイドから攻め上がるジュビロの太田がスペースに入り込んでいるにもかかわらず、チンタラとしたジョギングペースで「アリバイ守備」に入る本田。ズバッという全力ダッシュでの「詰め」さえあれば、太田の次のプレーの精度を落とすことができるのに・・。

 本田は、グランパスの中村の二点目を演出しました。目の覚めるようなラストパス。その他でも、素晴らしいキープ力やドリブル力、目を見張るパスセンスだけではなく、(頻度は少ないにしても)全力パワーで守備に入ったときの素晴らしいボール奪取テクニックなど、まさに磨けば目映いほどの輝きを放つに違いない原石であることは確かな事実です。でも逆に、そんな才能プレーを見せつけられたからこそ、その他の多くの時間で目立つ「無為なチンタラプレー姿勢」に対し、ものすごく腹が立ったというわけです。

 その傾向については、FC東京の梶山陽平(これまた19歳!)も同じ。先日のマリノス戦の後の記者会見では、原監督に対して、「勝ったから質問するけれど、原さんは、梶山の運動量が少なすぎると思っていないのですか?」と、ちょっと怒りを込めて質問しちゃいましたよ。原さんは、「梶山は、ちょっとヒザを痛めていることもある・・」と言葉を濁していたけれど、彼にしても、確実に「そのポイントでの梶山の改善」をイメージしていると思いますよ。


これと同じ事を成岡について感じるんです。デビュー間もない頃の前田もそうでしたけど・・・。
高校レベルでは抜群の能力だったので、チンタラやっていても通用しただろうけど、J1のレベルではそうはいかない。藤田があれだけの能力がある上に労を惜しまず走り回るのと対照的です。
現代のサッカーでは、走らない選手は不要。それどころか、1人走らない選手が居ると、周りも走らなくなる危険性があることは湯浅さんも再三指摘しています。最近のヴェルディがいい例です。
成岡のせっかくの才能も今のままでは開花しません。あれ程試合中に消えていた前田が今では活躍しているのも、献身的に走り始めてからなんです。とにかく走れ、成岡!その時は「偉大な俊哉」を超えるかもしれない。

by keta_m | 2005-07-25 19:24 | ジュビロ磐田

<< 今日の牛乳プリン 今日も元気に... 山笠の写真・動画 >>