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第24節 ジュビロ 0-2 セレッソ大阪   

2005年 09月 24日

今回のスタメン

  カレン 前田
村井 船谷 太田
  名波 服部
大井 田中 珍圭
   ヨシカツ

松森君が速報で「川口」と書こうが、信男に配慮してヨシカツ表記を続けるketaです。こんばんは。明日には25節があるというのに、今更の24節の感想。だって昨日やっと見たんだもん。

若頭(福西)が3連休に合わせて有給休暇を取得累積警告で出場停止なので、ハットが右ボランチという慣れないポジションに。

相性がいいとは言え、「再開後唯一の無敗」で順位を上げてきたセレッソ。童顔でよく走る小柄なベテラン選手や、襟を立てたFWや、元ジュビロでアビスパの残留の立役者でもあった久藤が居るセレッソですよ。





序盤からなんか「ジュビロらしい」って感じでパスを回してチャンスを作るジュビロ。「強かった頃のちょっと調子悪い試合」みたいな感じでしょうか。すっかり攻撃の柱になった前田とトップ下らしい仕事になってきた船谷、もはや西の代役とは呼べない太田がいい感じでボールを回す。
気になるのは、すごく疲れた顔をしているマコ。泣きそうな顔はいつものことだから心配しないけど、今日はゲッソリしてた。

先制点はワンチャンスをものにしたセレッソでした。セレッソの左サイドからの攻撃におびき寄せられるジュビロ守備陣。西澤と森島(だと思う)の二人が待つゴール正面に入ったクロスに対し、マコと大井が寄せるが、混戦からジュビロに左サイドへボールが流れてしまう。そこへセレッソのボランチ、ファビーニョが走りこんできてズドン!と決められてしまった。
セレッソは狙ったパスじゃないのにボールが出たというラッキーに恵まれたが、後ろから長い距離を走り、絶妙なコースへシュートを打ち込んだファビーニョはすごい。

失点後もボールをまわすジュビロ。服部がいつになく積極的に攻撃参加しているのが目立った。「福西の仕事」をしようという意気込みだろうか?

そして前半のうちに2失点目をしてしまう。今度もセレッソの左からの攻撃に寄ってしまっていた。西澤がマコと大井の間で軽く触ってコースを変えてのゴール。

セレッソは人数をかけて守り、左サイドのゼ・カルロスを起点に西澤と森島で攻めてくる。特に森島はスピードがあるし、ポジショニングが良く、運動量が豊富で脅威だ。もういい歳なのにすごいなぁ。
そして、ファビーニョと下村の2人のボランチが要所でいい攻撃参加を見せる。これが非常に効果的だった。

前半、ジュビロの左サイドの守備が妙に薄いと思った。なんとなく理由が分かった気がする。ゼ・カルロスの存在感がすごいせいもあるが、ジュビロにも問題があるのでは。
・珍圭を秀人ほどは信じきれないマコが右に寄ってしまう
・大井がその分、真ん中に寄ってしまう
・本来なら左ボランチか左MFがディフェンスラインまで戻ってカバーするはずだが、その2人は名波と村井

サイド職人の村井は守備の意識が高いとは思えないし、そもそも敵陣深くまで入り込んでるから間に合わない場面が多い。名波先生は、そんなに走れない(笑)。

そして後半から大井に替わって秀人が登場!やはりディフェンスの安定感が増す。守備だけではなく、攻撃参加も見せた!なんとドリブルから見事な切り返しで1人抜き、相手ゴールライン付近まで上がって絶妙な折り返しを見せた!っていうか、ドリブルあんなに上手かったっけ?時々攻撃参加をしてたけど、ドリブルはぎこちなかった印象があるんだけど。
その後にセレッソDFクアドロスが狙いすましたインターセプトから押し上げたジュビロの裏を突き、大ピンチに!しかし中へ絞った秀人がショルダータックル一撃で粉砕した。守備でも大活躍。やっぱり秀人はすごいよ。

後半8分と早い時間帯から手を打ったことは山本監督を誉めたい。が、前田→ヨンスの交代はどうだろうか?前田のシュートがあんまり枠に飛んでなかったけど、今年のヨン様はもっとダメなのはご承知の通り。前田という「ボールの収まり所」がなくなったことで攻撃が単調に。

続いて中山登場!珍しくペナルティエリア外から、振り向きざまのシュートなんてのも見せた。これがコースはやや甘かったものの、絶妙の高さだったのでGKが弾いてCKとなった。余裕があるときには変なところへ蹴っちゃうのに、ああいう難しいシュートをいいコースに打つところが、中山隊長の不思議なところ。

後半も残り少なくなった時間帯、やや消えかけてたカレンがすごいプレーを見せました。ドリブルで3人抜き、しかも落ち着いて中山へ絶妙なパス。中山もノートラップで素晴らしいコースへはたいたが、走りこんだ船谷が痛恨のシュートミス。ボールが変にバウンドしたとはいえ、ちょっと外しすぎでは?あそこへ素早く走りこんだことは良かったけど。

観戦メモに「ヨンスにハイボールを放り込む時に、もっと近くに選手が集まらないと。せっかくポストプレーしてるのに、そんなに離れてたら届かない」と書き終わったら、その通りのプレーが出た(笑)。そうそう、もっと早くやってれば。

その他のポイント
・珍圭のFKが浮いた!そういえば前に決めたすごいミドルシュートは浮いた球だったな。やっぱりあの時みたいに左足で蹴れば・・
・2回目のFKはやっぱり壁直撃でした。いつかKOシーンが見れそう。

team_hystericさんが試合観てないからセレッソには何が悪くて負けたか知らないけどと書いていましたが、
1位 運が悪かった
 チームがいい時はゴールに吸い込まれるように入っていくもので、セレッソは4本のシュートで2得点。対するジュビロは12本も打ったがノーゴール。あと少しの所で入らない。調子が上がって波に乗ってるタイミングでセレッソに当たったことも不幸と言えるかも。
サッカーというのは勝ちつづけるのが非常に難しい競技。そこが面白さでもあるし、優勝するためには「こういうこともある」からちゃんと序盤から終盤まで、勝ち点を積み上げていくことが大事。連敗しないことも大事。ということで、次節は下位のレイソルなのできっちり勝って欲しい。

2位 シュートの精度が悪かった
 12本打っても、枠に飛んだのは4本(日刊スポーツの集計)。やっぱり枠に飛ばさないと。

3位 有給休暇を取ったあの人
 「この忙しい時に休み取って!」

by keta_m | 2005-09-24 00:18 | ジュビロ磐田

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